はじめに
ココナラってご存知ですか?ココナラでは、自分のスキルや経験を行使して、お悩みを解決したり、作品を納品することで利益を得ることができます。
私は、ココナラに英語論文の翻訳サービスを出品し、2万5千円を稼ぐことができました。
今回はその体験談やココナラのメリット・デメリットについて書きたいと思います。
ココナラとは
ココナラはみんなのスキルを売り買いするクラウドソーシングサイトになります。
ココナラではこのように、たくさんのものが売買されています。
お悩み相談から、デザイン、ホームページ作成なども売買することができます。
こういった成果物が欲しい人は、サービスを検索して、目的の商品があったら買うことができますし、自分のスキルを売りたい人は、ココナラに登録して販売用のページを作ることができます。販売用のページでは、どういったスキルを売っていくのか、どのくらいの費用で売るのかを指定することができます。
私は、論文を読むのが得意だったため、そのスキルを売ることにしました。つまり、英語論文を読みたいけれど、英語が苦手な方向けに、英語論文の翻訳サービスを売ることにしました。
サービスを出店してみた
サービスを売るために、まずは会員登録をします。
会員登録後は、サービスを売るためのページを作ります。
出来上がったページがこちらになります。
結構見た目の良い、販売ページが簡単に作成できます。
私は、ココナラで生計を立てるつもりもありませんでしたし、そこまで需要があるサービスだとは思っていなかったので、気長に依頼が来るのを待つことにしました。
・・・が、全然依頼が来ない(´;ω;`)
2,3か月立っても依頼が来ませんでした。
よく考えたら当たり前です。何せ論文を全部翻訳しようとしたら、最低でも1万円以上の高額な商品になってしまいます。
それをどこの馬の骨ともわからんやつで、しかも評価も1件もついていないやつの商品なんて買いたいと思わないでしょう。
そこで、少し作戦を変えることにしました。
・・・そう、日本人の大好きなセールをすることにしました。
初回限定で翻訳量を50%OFFにするサービスをしました。
このセールが功を奏したのか、そのあと1か月もたたないうちに、見積もりの依頼が来ました。
翻訳の依頼(見積もり)が来た
今回の依頼は、英語の診断書の翻訳依頼でした。論文以外でも引き受けますと書いていたのが幸いでした。正直そんな需要があるとは思っていなかったので
で依頼された書類を見たのですが、全部がPDFファイル。しかも印刷物をPDFファイル化しており、文字がななめになっていたり、少し潰れているところがあったりと、なかなか読みずらい、見積もりを出すにも、1文字○円という設定をしているので、全体の文字数をカウントしないと見積もりも出せない・・・
ということで、見積もりを作るにもかなり時間がかかりました。
2時間近くかかりましたよ・・・
そして、見積もりを提出して、さぁ作業に取り掛かるぞ!!と思っていたら
「すいません、母がすでに他の業者に依頼していたようで、そちらが作業にとりかかっているため、キャンセルさせてください」
・・・・絶対嘘だろ!!!怒
と思ったけれど、そこは大人な対応しておきました。思った以上に翻訳料金が高かったからキャンセルしたんだろうけれど、見積もりを作るにも時間がかかったので、結構ショックでした。
また翻訳依頼が来た
それからまた1か月後に、また翻訳の依頼が来ました。
正直、前回キャンセルされてへコんでいたので、内心疑心暗鬼になりつつも、誠意ある対応をしました(見積もりは前回より雑に作ったけど
今回の依頼は3日後までの論文全翻訳でした。
・・・いやいやキツイから
4000字はある、専門用語で書かれた英語論文を3日で翻訳しろってか?
幸い暇な時期だったから引き受けたけど、それもしかして、他の人に依頼したけど断られて、切羽詰まって依頼してきてません?と思いつつ見積もりを作成しました。
さすがに期間が短すぎたので、期間厳守は約束できないこと、特急料金をいただくことを見積もりに記して送りました。翻訳の総額料金は約2万5千円になりました。
ココナラのサービスとしてはかなり高額な金額です。
見積もりを出して1時間後、よほど急いでいたのかすぐに正式な依頼が来ました。
やっふぅ!!!はじめて依頼がきたぜぇ!!!
とはしゃぐのもすぐにやめ、すぐに作業に取り掛かりました(なにせ期限が超短い)
翻訳作業にとりかかった
ココナラでは正式な依頼がくると、トークルームというものが開かれます。
正式な依頼というのは、顧客側がお金をココナラに振り込んだ時点で正式なサービスとなります。
しかし、この時点ではサービスを売っている側にはお金が入りません。
成果物を正式に納品して、それを顧客側が評価した時点でお金が入る仕組みになっています。
トークルームでは作業途中でも、顧客と出品者がチャットのような形式で、質問したりすることができます。また、依頼されたもののサンプルを送ることもできます。
今回の依頼は、論文をわかりやすい日本語に翻訳することでした。
つまり、直訳ではなく、意訳を望んでいるということです。
論文というのは基本的に
アブストラクト、イントロダクション、材料と方法、結果、考察
というふうに構成されています。
私は今回の出品の目的は、セールで安く出品し、かつ高評価を得ることで、次につなげることでしたので、とても高評価が欲しい状態でした。
そこで高評価を得るために、顧客側に過剰なまでのサービスを行いました。
まずはアブストラクト部分を翻訳して、翻訳物をワードファイルで送りました。そして、こういう形態で翻訳してよいか確認をしました。
アブストラクト部分の翻訳には満足しており、このまま翻訳をお願いしますとの返事がきました。
そして、そのまま翻訳作業に取り掛かっていると、顧客側から
「すいません、急いでいるので、出来上がった部分から順次送っていただけないでしょうか?」との依頼が来ました。
高評価が欲しい私はもちろん快諾し、イントロダクションが完成したら送り、材料と方法が翻訳できたら、その時点で送るということを行っていました。
しかし、ここであることに気づきました。
すでに顧客側はお金を振り込んでいるとはいえ、私のほうには入ってきていない。
そして、私にお金が入ってくるのは、私が完成物を納品して、正式な回答というチェックボックスにチェックをした時点で、正式な回答とした後になります。(正確には正式な回答を送った後、顧客側が納品物を評価した後)
・・・じゃあ、正式な回答というものにチェックせずに、完成品もしくはほぼ完成したものを送ってしまい、顧客側がキャンセルしてしまった場合どうなるんだろう?
ということに気づきました。
ココナラで出品者が注意しなければいけないこと
結論から申し上げると、正式な回答を送る前に、完成品やほぼ完成したものを送ってしまった場合、成果物を顧客側が受け取った上で、キャンセルされるリスクがあります。
正式な回答を送る前というのは、あくまでも売買の相談という扱いになりますので、
顧客側は無条件でキャンセルすることができます。
一方で、正式な回答を送った後では、一方的なキャンセルはできません。
ですので、ロゴの作製を依頼された場合などにサンプルを送る場合などは、そのサンプルを直接利用できないような工夫が必要になりますし、ホームページの作製を依頼された場合も、直接利用できないように、例えば成果物のスクリーンショットを送るなどの工夫が必要になります。
少し、調べたところ、実際に正式な回答を送るまえに、完成品もしくはそれに近しいものを送ってしまい、キャンセルされてしまった人もいるようです。
これはココナラのHPにも載っていませんが、出品者側はかなり注意しないといけないことだと思います。
実際の対処法
・・・ということに気づいた私は(よく途中で気づいたと自画自賛)、これはなんとか手を打たねばならんと思いました。翻訳が出来たら、順次送ってほしいというのも、裏を返せば、満足した時点でキャンセルせるつもりかもしれません(実際は本当に急いでいて順番に送ってほしかっただけという可能性もありますが)
今のところ送ってしまっているのは、材料と方法の部分まで
ここならまだ間にあいます。なぜなら論文で一番大事なのは、結果と考察の部分だからです。
そこで、私は対処することにしました。
結果と考察部分をまとめて送ってしまい、それを正式な回答としてしまえと
成果物を送るのと同時に、それを正式な回答とすることができます。
ようは完成品を送るのと正式な回答を送るのを同じタイミングにすることにしました。(というより、それが王道のやりかただと思います。)
こうすることで、一番知りたいところが送られてきた時には無条件でキャンセルできないように工夫しました。
ですので、結果と考察部分をまとめて送るために、全速力で翻訳をして納品しました。
その後
完成品を送ったら、数時間後に顧客側からも私の納品物が評価されました。結果は星5、満点の評価でした。
評価されたので、この時点でトークルームは締め切られ、私にお金が実際に振り込まれます。
なにせ初めての出品。実際にお金を振り込まれるまで、めちゃくちゃ緊張していました。
いつキャンセルされるかわからない?この人は本当にお金を振り込んでくれるのか?と内心ドキドキしていましたし、途中で上記みたいな悪質な客がいることも知ったので、余計に心配していましたが、幸い今回のお客様は善良な方でしたので、問題なくお金を貰えましたし、高評価もしてもらえました。
感想
正直言って割りに合いませんでした。セール価格で出品していたというのもありますし、見積もりに時間がかかるというのもあります。
が、何より一番気に入らないのが
手数料が高すぎる
ココナラの手数料はとても高額で、5万円以内の成果物の場合、手数料が25%も取られます。
またさらに消費税もひかれますので、実際に顧客が支払った金額の内、私が受け取れるのは手数料(25%)+消費税(8%)の計33%を引かれた残りになります。
つまり3割以上のお金を勝手にひかれることになります。
よって今回約2万5千円を貰いましたが、実際に私が受け取ったのはその7割未満・・・
1万7千円ちょっとということになります。
ふざけんな
ということで、かなりの額を手数料と消費税で持っていかれるので、出品する人は、それを考慮した値段設定にしましょう。
まあ、高めに設定したら全然依頼が来ないんですけどね!!!!怒
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