転職活動の面接対策 聞かれることはほぼ共通?





はじめに

私は今まで転職活動で、たくさんの会社と面接を行ってきました。


そこで気づいたことは、質問のされ方は違えど
聞かれる内容はほぼ同じなのだとわかりました。

それぞれの業種特有の質問ももちろんあるのですが、面接で聞かれる内容の8割は、共通していたように感じます。もしくは、質問の仕方や、アプローチの方面は違えど、他の会社用に用意していた回答を応用することで、難なく答えられる事がほとんどでした。

また、私は転職にあたって5社以上の転職エージェントに登録して
中には面接対策をやっていただいたこともあったのですが、

面接対策の中であっても、聞かれることは同じでした。

それは面接する側、つまり企業側の立場となって考えてみれば、知りたいことって
共通していると思いませんか?



転職・就職活動で会社が知りたいこと

面接官は一次面接、二次面接、最終面接で面接する人の部門は異なります。

新卒の就職活動では人事部門の方が面接することもあると思うのですが(おそらく一次面接で)、私は転職活動に該当しましたので、面接官は、働く予定の部門のマネージャーもしくは部長クラスの方、もしくは取締役の方や代表取締役の方でした。

そういった方々が知りたいのは、戦力となりうる人材か、一緒に仕事をしていきたいか、常識的なコミュニケーションは取れるのか、そもそもなぜ転職してウチに来ようと思ったのか、情熱をもって長く働いてくれそうかといった事だと思います。

そういった事を意識すれば、以下に頻出の質問事項をまとめますが、なぜどこの会社もそれを聞きたいのかがわかるかと思います。

また、余談ですが、このように常に相手の立場となって面接に臨むことができれば、とても高評価される可能性が高いです。相手の質問内容から、相手が本当に聞きたいことを的確にこたえられるようになるからです。


面接対策

面接でよく聞かれることを、その頻度や重要度順に解説します。
それぞれの質問への具体的な対処法・解答例は別記事でまとめます。

・自己紹介をしてください

 まず100%聞かれることです。大体は、面接用の部屋で着席して一言二言挨拶してから、履歴書や職務経歴書もいただいておりますが、今一度○○さんの口から直接、自己紹介をお願いできますか?とかそういう形で聞かれます。
 これを聞く理由は、まずはお互いの緊張をほぐすため(アイスブレークと言います)というのが一番の理由だと思います。面接をする側のマニュアルとして、面接を受ける側(求職者)の緊張をほぐすというマニュアルが存在します。このマニュアルにのっとると、一番にこれを聞くことが多くなります。実際に面接を受ける側としても、最初に聞かれることが、簡単な内容なので、緊張をほぐすために、これを聞いてもらえるのはとても助かります。
 緊張をほぐさせるのが一番の理由ですから、面接官は話をほとんど聞いてない場合もあるかと思います。その場合、面接官は、求職者の第一印象や話し方、身だしなみや、ちゃんと目を見て話せているかなどの、基本的な対人コミュニケーションスキルがあるかを見ている可能性もあります。

・転職理由
 これもほぼ必ず聞かれます。なぜ転職したのか?そこの後ろ向きな理由がないのか?うちで採用してもすぐ転職するのではないか?などが面接官としては気になるところですので、そういったところを、わかりやすく回答する必要があります。

・この業種を選んだ理由
 これは今までの業種から異なる業種へチャレンジする場合は100%聞かれます。転職前後で業種が変わらない場合は、聞かれる可能性は減るかと思いますが、その場合でも、そもそもなぜこの業種を選んだのかは聞かれる可能性は十分にありますので、きちんと準備しておくことをおすすめします。

・なぜこの会社か?ほかの会社ではダメなのか?
 これは面接官からしたら、絶対に聞いておきたいことですね。自分が採用する側になったら、とても聞きたいことだと簡単に想像できますよね?
 きちんと、なぜこの会社を選んだのかをポジティブに説明する必要があります。また説明が不十分だと、それなら弊社ではなくても他の会社でもできることですよね?と突っ込まれる可能性もありますので、この質問への対策は十分に時間を取っておくことをお勧めします。ある意味一番大事な質問です。正直、これに明確に答えられない程度にしか、面接対策を行っていない方は、高確率で落とされると思っておいてください。
 あなたが面接官だったとして、求職者が何人もいる中で、これに説得力のある理由で明確に答えられる人がどれだけ輝いて見えるかは、想像に難くないでしょう。

・この業種で業務を遂行する上で大事なことは何か?
 これも異なる業種へチャレンジする場合に聞かれる可能性が高いです。ようは、その業種について十分に理解した上で面接に臨んでいるのか?将来働くうえで、その覚悟・熱意があるのかを知りたいと、面接官は考えています。
 働いたことのない業種なんてわかるかよ!と思う方もいるでしょう。実際にその通りなのですが、十分業務について勉強しているのかは、最低限アピールする必要がありますし、よくわかっていない方を面接官が採用したいと思うわけがありません。この対処法として、転職エージェントに登録して、その業種について教えてもらうこともできます。
 あまり倫理的に良い方法とは言えませんが、行く気のない会社で、同じ業種のところに応募して、面接の練習としてみるのも一つの手です。面接では必ず、最後に質問時間というのを貰えます。面接官はその業種の経験者でもありますので、その時に、自分のわかっていないところを質問として教えてもらうのも一つの手です。

・チームで業務を行う上で大事なことは何か?
 これは二つの視点があります。チームとしてこの人は協力的にプレーができるのか?ということを見たいという考えと、長年雇用した場合は、この求職者がチームリーダーとなる可能性もありますから、チームをまとめ引っ張っていける力があるのかを面接官は知りたがっています。


・今までの業務で一番苦労したことは?
 結構聞かれます。体感としては7,8割の確率です。その人が一体どういうことを苦労と感じるのか、またその時にどのように対処したのかを面接官は知りたがっています。

・今までの成功体験・失敗体験
 これも6,7割の確率で聞かれますね。どういった解決をしてきたのかをアピールする必要があります。

・長所と短所
 たぶん、新卒の就活だとよく聞かれることだと思うのですが、転職活動中に私はあまり聞かれませんでした。2割くらいの確率ですかね?
 一般的な面接対策が出来ているのかとか、変なことを答えないかなどを気にしているのではないかと思います。また業種によっては求められる性格が違うと思いますので、例えば営業職なのに短所として「人見知り」と答えないなど、最低限の回答ができていればクリアできるかと思います。

・コミュニケーション能力について
 これは業種によってはよく聞かれるかもしれません。個人的にはどうでもいい質問だと思っているのですが、一応回答できるようには準備しておくべきでしょう。
 コミュニケーションについては別記事を参照してください。

・ほかに受けている会社はあるか?その中で弊社は何番目か?
 面接官が採用する気があると、聞いてくると思います。基本的には一番だと言うのが無難でしょう。また一番とする理由も説明しましょう。





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